ジャンプバグ
高いビルをひとっ飛びする車
車がジャンプするという発想が面白い
昔、高いビルをひとっ飛びするヒーローがいましたが、今回ご紹介するゲームはヒーローではなく車です。
かつてのフォルクスワーゲンを彷彿される車が高いビルなどひとっ飛びするジャンプする車です。
発想が面白いですよね。車がビルをひとっ飛び。って。
でも、プレイ画面はビル街だけではありません。
懐かしのゲームソフトをご紹介する「なつゲーソフト」
本日のお題は「ジャンプバグ」
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ジャンプバグ
横スクロールのファンタジー系ゲーム
カーレスでもシューティングでもない
この頃のゲームはまだまだ、いろいろなジャンルが模索されていた時期で、カーレース、宇宙戦争物、飛行機でバトル、それ以外的な感じで色々出てきました。
このゲームはその中でもカーレースではないですし、飛行機バトルでもありません。
まあ、強いて言えば、横スクロールのファンタジー系のゲームになりますね。
車が攻撃したり、ジャンプするなんて現実的にはあり得ないシチュエーションですからね。
そんなゲームでしたが、中身はかなりよくできていましたね。
何より、ハマってしまったのも否めません。
と言うことで、いつものようにデータから
【データ】
商品名:ジャンプバグ
発売日:1981年
開発会社:アルファ電子、豊栄産業(現:バンプレスト)
販売会社:セガ
プラットフォーム:アーケード
ジャンル:アクションシューティング
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ジャンプバグ
フォルクスワーゲンのビートル
ビートルだからバグ
横スクロールのゲームなのですが、バグってよく虫やプログラムが正常ではない部分などのことを刺しますが、このゲームでは車のことを指します。
なぜ、車をバグというかと言えば、その車がフォルクスワーゲンのビートルだったからです。
ビートルと言えば、日本でもその昔、カブトムシという愛称で非常に人気がありましたね。
このビートルに似た感じの軽自動車がスバル360という車で、ビートルのカブトムシに対抗してその小ささからテントウムシを言う愛称がついていました。
こんな感じで、日本では虫に関してはそれぞれ見分けがついてそれぞれに名前までついている状態なのですが、海外では、虫は虫なのです。
特に見分けることもなくカブトムシもテントウムシもゴキブリも黄金虫も蟻も蜂もそのほかの虫に関しては一括りで虫となるのです。
つまりバグなのです。
そんなわけで、このゲームではフォルクスワーゲンのビートルを使っていることからバグと名前がついています。
ゲームの内容は、敵や障害物を回避しながらジャンプや攻撃をしてドル袋や宝石を集めながらゴールを目指すゲームです。
この頃はこのような単純な内容のゲームが多かったですね。
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ジャンプバグ
サイケデリックな感じがいい
一度ハマるとやみつきになる!?
このゲームは、結構、脈絡のない部分も多くあって、いきなり、画面上をはねる魔女が出てきたと思えば、はねる宇宙人なんかも現れる始末。
ステージもビル街の摩天楼だけでなく、平原やピラミッド、海底、宇宙など一貫性がない事もサイケディリックな感じがして面白かったです。
このゲームは、人気ゲームかと思いきやそれほど人気ではないゲームでした。
とはいえ、突き抜けた世界観とほどよいゲームバランスが魅力で、一度、ハマってしまうとやみつきになる人もいたとか。