テレビテニス
日本のテレビゲームのルーツはここにあった。
スマホも最初はガラケー
日本のテレビゲームのルーツはここにあった。
近年、テレビゲームといえば、高性能で高クオリティのグラフィックでリアリティ満載のゲームが楽しめるといったものになっています。
しかも、普通にどのご家庭にもあるので、そんなの当たり前みたいな風潮があります。
しかし、今の時代では普通にあるものでも、最初、つまり、ルーツとなるものもあるのです。
例えば、今皆さんが何気なく使っているスマホ。
あれだって、たどっていけば、電子手帳という電子計算機に毛が生えた物から進化していった流れと携帯電話が進化したという流れがあって、昔の携帯電話は、芸人の平野ノラさんが肩からかけている、まさに、どでかい弁当箱みたいなものだったのです。
そのどでかい弁当箱みたいな物をショルダーホンといい、いわゆる少し前は当たり前だった、ガラケーといわれる折りたたみ式などの携帯電話に至るまでの始まりで、電子手帳は、メモリー機能付き電子卓上計算機というものがあって、電卓なんだけど、電話番号とかも記録できると言う代物が始まりとなります。
その2つの流れがドッキングして出来たのが、スマートフォン。そう、スマホと言われる物です。
それらと同じようにテレビゲームにもルーツがあるのです。
日本でのテレビゲームの始まりといえば、まさに、このゲーム機ではないでしょうか。
懐かしのゲーム機を紹介するなつゲーハード。
今回お届けする内容は、「テレビテニス」。
テレビテニス
以前お伝えした世界初のテレビゲームがオデッセイ
日本初のテレビゲームがテレビテニス
そうなんです。
テレビゲームのルーツをたどっていくと、以前お届けした、オデッセイが世界で最初の家庭用テレビゲーム機と言われています。
では、日本で最初に始まったゲーム機もオデッセイなのかというと、実は、そうではありません。
確かに世界的にテレビゲームはオデッセイで始まっていますが、日本に至っては、日本のメーカーが開発した家庭用テレビゲームが日本で最初のテレビゲーム機と言われています。
それが、エポック社のテレビテニス。
そのゲーム機は、簡単な四角い箱の形で本体に直接パドルコントローラーと言われるダイヤル式機のコントローラーがくっついていていました。
今のようにコードがあって本体に抜き差しができるという代物ではありませんでした。
まあ、PSPのボタンと十字キーの部分がパドルというダイヤルのようなコントローラーになっていて、そのまま液晶もなく大きくしたという感じのものです。
しかも、本体に直接コントローラーがくっついているので、当時はゲームもやりにくかったのではないでしょうか。
そんな、テレビテニスはいつ、どのメーカーから発売されたのでしょうか?
と言うことで、いつものようにデータをみてみましょう
- 【データ】
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名称 テレビテニス 発売日 975年9月12日 メーカー エポック社 コントローラー バドルコントローラ
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テレビテニス
ゲームもシンプルで白いボールをラケットで打つだけ
しかもビルトインしているゲームのみ
ゲームもシンプルでしたね。
何せ、白く四角いボールを画面の両サイドに縦長に出てくる細長い長方形のラケットで撃ち合いするだけの物でした。
しかも、このテレビテニス、実は、ファミコンやスーファミのようにカセットの交換やプレステなどのようにアプリのダウンロードとかも出来ず、既に、ビルトインしているゲームのみしか遊べませんでした。
しかもそのゲームは、先ほどお伝えしたようにシンプルなもので、画面に左右に1本ずつ、各10cmほどの長方形の縦線が出現します。
それがラケットでダイヤルを回すとその長方形の線が上下に動きます。
画面真ん中には白い縦線が上から下まで描かれていてそこがテニスでいうネットの部分になり、右と左が分かれていて対戦できる状態になっています。
そこへ、1片が0.5cmほどの四角いボールが出てくるのでそれを縦長のラケットでお互いに打ち返していくことで、ボールが左右に縦横無尽に動きまわります。
そして、ラリーをして、ボールを打ち返すことができなかったら負けと言うシンプルなゲームでした。
ただ、このゲーム機では、テニス以外にもいくつかゲームが遊べて、同じような画面ですが、ホッケー、卓球など、ボールをラケットで打ち返すようなゲームが遊べました
いかがだったでしょうか。
昔のゲームはこのようにシンプルだったので、テニスのラケットやネット、選手などをイメージしながら遊んでいました。
まあ、今のゲームでは細かいところまで描写されているので、そういったイメージをしながら遊ぶことはできませんね。
ということで、またお会いしましょう。