ぴゅう太
ちょっと変わったゲーム機
当時はいろいろなテレビゲームが出回りました。
ということで、懐かしのゲームハードをお届けするなつゲーハード
当時、今と違って、ホントにいろいろな会社から、いろいろなゲーム機が出ていました。
昨日紹介したカセットビジョンやファミコン、セガのSG-1000、マーク3、海外だとATARIなど。
そんな中、今まで紹介したようなゲーム機とはちょっと違う流れを作ったゲーム機がありました。
と言うことで、今日のお題です。
「ぴゅう太」です。知ってますか?
|
ぴゅう太
ゲームを作ることが出来rゲーム機!?
トミーが販売していたテレビゲーム
と言うことで、いつものようにデータから行ってみましょう。
【データ】
発売日:1982年8月20日
メディア:カートリッジ
メーカー:トミー(現:タカラトミー)
このゲーム機、当時で59,800円ってお高いゲーム機なのです。
ROMカートリッジを交換するといろいろなゲームが遊べるのですが、それだけでは無いのです。
実はゲームが作れるゲーム機なのです。
筐体はパソコンのキーボードのような風貌をしていて、それらのキーボードからBASIC言語をベースに開発されたG-BASICを使ってゲームの開発が出来て、作ったゲームで遊ぶことが出来るという代物です。
【中古】ぴゅう太ソフト BOMBMAN 1
|
ぴゅう太
値段がネック?
考え方を変えれば安いかも
確かに、59,800円はゲーム機としてはちと高いと思いますが、ゲーム開発機と考えれば安いものです。
なぜなら、当時のパソコンは20万、30万は当たり前で、Macなんか、100万はしていましたからね。
そんな高いパソコンを購入し、更に開発ソフトを購入し、開発をしないといけません。
それを考えると、ホントに安く開発できる代物でした。
しかし、ターゲットにしたユーザ層がちょっと違ったのだと思います。
ゲームは、開発をしたいユーザとプレイしたいユーザがいるのですが、これらのユーザは同じカテゴリーにならなかったりします。
当初9万台を売る予定だったのが、4万台まで売れたのですが、その後はもっと安いファミコンなどのゲーム機が出てきたので、ゲームをやりたいユーザはそちらに流れてしまいましたね。
この後、ぴゅう太Jrなど廉価版を販売したのですが、思うように伸びず、結局12万台で終了となったゲーム機です。
|
ぴゅう太
ゲーム機ではないけどゲームが作れる
MSXと言うコンピューター
個人的には、非常にもったいないゲーム機だと思います。
ちなみに、このゲームを作りたいというユーザをキチンとターゲットにして販売したのが、MSXシリーズ。
これは、また別の機会に詳しくお話ししますが、BASICなどを使ってゲームを作ることに特化したマシンです。
しかも、同じ規格でいろいろなメーカーから販売されています。
今回のお題はぴゅう太なのでMSXはここまで。
と言うことで、もう一度、もし、ぴゅう太が手には入ったら遊んでみたいと思います。