PV-1000
家電メーカーが開発したゲーム機
デジタル時計等を作っているメーカー
そういえば、以前、パナソニックから発売された3DOの話をしましたが、実は、パナソニック以外にも家庭用ゲーム機を作っていた家電メーカーがありました。
ロムカートリッジでゲームを供給しているのでカセットの差し替えで色々なゲームが遊べるのです
価格も抑えられて、当時、大人気のファミリーコンピュータに対抗できるほどでした。
そんなゲーム機を開発していたのが、当時、デジタル時計とか電卓とかをヒットさせたあの会社です。
懐かしのゲーム機を紹介するなつゲーハード
本日のお題は、「PV-1000」以前、お伝えしたSG-1000じゃないですよ。
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PV-1000
デジタル開発メーカーなのにピアノ
それでもセカンドゲーム機を開発していた
実は、このゲーム機、当時、デジタル時計とか電子卓上計算機、通称、電卓を開発していた「カシオ計算機」です。
カシオも地味に、いろいろなものを出しているんですよね。
最近では、何を血迷ったか、ピアノとか出しちゃうし。
まあ、そんなカシオ計算機も実はゲーム機も作っていたのです。
一番最初に開発したゲーム機が、今回ご紹介するPV-1000、実は、これ以外にもルーピーってゲーム機を開発していました。
あ、ルーピーのはなしは、また今度と言うことで。
そんなゲーム機はどんな内容だったのでしょうか。
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PV-1000
ゲーム機で発売していたゲームはMSXに
それも普及はしなかった。
では、いつものようにデータからいってみましょう。
【データ】
名称:PV-1000
発売日:1983年10月
対応メディア:ロムカセット
種別:据え置き型ゲーム機
開発メーカー:カシオ計算機
当時、コントローラーを戦闘機をイメージしたものというジョイスティックを利用しています。
プラットフォームはPV-1000なのですが、その後MSXというパソコンを販売してそれにこのゲーム機で遊べるゲームを移植していた経緯もあります。
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PV-1000
マンモスとネズミ
セカンドマシンではなくやはり時計
当時、販売価格を14000円という破格にしたことで、当時発売され大人気だったファミリーコンピュータに対抗をしてきたのですが、まあ、マンモスとネズミみたいな対決で、普及はあまりせず、短命に終わりました。
あ、ちなみに、どっちがマンモスで、どっちがネズミかというと・・・え?ミナまで言うな?
はい、PV-1000がネズミです。
まあ、そんなわけで、ゲーム機戦線に名前を連なることが出来なかったカシオ計算機ですが、実は、このシリーズPV-2000と言うマシンも発売しています。
PV-2000はゲーム機ではなく、お絵かきマシンでした。
しかも、PV−1000とは互換がありませんでした。
まあ、同じシリーズののように見えて全く違うマシンだったと言うことです。
で、そのしばらくあとルーピーってゲームマシンを発売しますが、それでも、参戦できずにいました。
MSXというパソコンも販売しましたが、こちらもいまいち人気が出ませんでした。
とはいえ、時計ではG-SHOCKなど、大人気の時計を発売していたり、ネームランドなる、テプラの対抗馬でそこそこ人気を出していたり、人気商品も出したりしています。
もし、PV-1000である程度の人気を取っていたら、もっと違うゲーム業界になっていたかもしれませんね。