ピピンアットマーク
ゲーム業界も震撼したゲーム機
もしかすると任天堂のトップは無かったかも
前回の、プレイディアでは発売後振るわないまま、収束しました。
ですが、それは、おそらく、このゲーム機に注力を注いでいたからなのでしょう。
これが、ブレイクすれば、ゲーム業界はもっと代わっていたでしょうね。
おそらく、任天堂の断トツという状況ではなかったように思えます。
それほどまでに、そのパワーを秘めていたゲーム機が今回のご紹介になります。
懐かしのゲームハードをご紹介するなつゲーハード
今回のお題は「ピピンアットマーク」知ってる人はアップルファン?
ピピンアットマーク
ゲーム機に使われたOSはAppleのMacOSだった
ゲームメーカーとパソコンメーカーのタッグ
それまでは、基本的なOSやゲームを開発するためのプラットフォームプログラムなど、基本的には開発メーカーがそれを開発していました。
しかし、今回ご紹介するゲーム機は、ゲーム機にとどまらず、マルチメディアマシンとして開発したので、基本OSになんと、MacOSが入っていたのです。
つまり、Appleがバンダイと一緒にゲーム業界に殴り込みをかけてきたのです。
メディアもCD-ROMを使ってゲームだけにとどまらず、ミュージックビデオや教育ソフトなどいろいろなCD-ROMソフトが出てきました。
実は、表向きはあまり謳っていないのですが、Mac用のCD-ROMも使えました。
これ、当時では、結構凄いことでした。
と言うことで、いつもの様にデータから
【データ】
名称:ピピンアットマーク
発売日:1996年3月28日
OS:MacOS互換機
CPU:PowerPC 603
メディア:CD-ROM
メーカー:アップルコンピュータ、バンダイ
ピピンアットマーク
当時ではゲーム以外も楽しめるマルチメディアマシン
AppleもOSの切り売りをし始めた時期だった
そうなんですよね。最近はマイクロソフトがXBOXと言うゲーム機を販売していますが、それよりもずーっと前にAppleがゲーム機を出していたんですね。
ゲーム機なので、基本はCD-ROMから読み出して遊ぶだけのものなので、パソコンのような使い方は出来ません。
しかし、モデムとかを取り付けるとインターネットに接続できて、色々と遊べます。
そんな感じで、色々出来るものをマルチメディアマシンと当時は呼んでいました。
なぜ、このゲーム機が誕生できたかと言うと、実は、Appleの創業者スティーブ・ジョブズ氏は非常に有名ですが、ジョブズ氏は一度、Appleを追い出されています。
その期間にAppleは今までとはまるっきり正反対の方向に舵を切られてしまいました。
その一つとして、OSと端末のを完全に分離し、Windowsと同じようにMacOSのみの販売に走り始めたのです。
すると、Appleの売上げが大幅に下がってしまったのです。
考えてみればわかりそうなものですが、元々、10%程度のユーザをしか居ないところにOSと本体を分離して販売したところで、結局はその10%のユーザに向けて販売することになるので、自分のクビを自分で占めているようなものでした。
ピピンアットマーク
波瀾万丈の状態で開発されたピピンアットマーク
バンダイは力を入れて痛ましたがAppleはそれほどでもなかった
そんな、波瀾万丈の状態で今回のピピンアットマークです。
Apple陣営もそれほど力を入れて作ったものではないので、Appleのお家芸である、革新的な端末ではなく、中途半端な端末になってしまいました。
そのため、大きな売りになる部分があまりなく、世界的に見てもほとんど売れなかったマシンです。
まあ、見方を変えれば激レアマシンと言ったところでしょうか。
そんなわけで、このピピンアットマークに力を入れていたのが、バンダイでした。
そのため、前回、ご案内していたプレイディアもそこそこになってしまい、ピピンアットマークもそこそこになってしまいました。
まあ、残念な結果になってしまったのですが、それでも、Appleは、もう、iPhoneというプラットフォームを手に入れてしまったので、もう、ゲーム機への参入はないでしょうね。