ジャングル黒べえ
今だとアウトと言われる幻のアニメ
ジャングルから日本にやって来た
この番組は、今だと人権の問題で放映はされないのかもしれません。
しかも、DVDも見当たらないのでもしかすると出ていないのかもしれませんね。
ジャングルから日本にやって来て、魔術とか使っていろいろなことをやって街を騒がせながらも事件を解決していく番組でした。
懐かしのアニメをご紹介する「なつアニ」
本日のお題は「ジャングル黒べえ」
ジャングル黒べえ
あの人種を彷彿させてしまう番組でした
とはいえ子ども向け番組だったので放映はされていた
まあ、見ての通り、タイトルからして、かなりヤバイのですが、当時はそういった意識が無い状態だったので、平気で黒人の事を彷彿させるような言葉を使っていたことが結構ありました。
例えば、絵本でもチビクロサンボなんて言うのもあったし、ドリンクメーカーのロゴがそのドリンクをストローで飲んでいる黒い人物だったこともありました。
そんな中、今回の番組も、黒というワードが使われていますが、決して、その辺りを意味したものではないですし、子ども向けの番組だったので、そんなにヤバイ内容でもないので、最後までお楽しみ下さい。
では、いつものようにデータから
【データ】
番組名:ジャングル黒べえ
放送期間:1973年3月2日〜1973年9月28日
放送回数:全31話
放送局:毎日放送
制作会社:東京ムービー(現:トムス)
原作:藤子・F・不二雄
ジャングル黒べえ
空飛ぶ魔法の練習中にジェット機にしがみついてしまった
やってきたのはしし男の家
黒べえは、空飛ぶ魔法の練習をしていたところ、ジェット機と鶏を勘違いしてジェット機にしがみつき振り落とされた場所が佐良利家であった。
そこには、しし男と言う男の子がいて、しし男が黒べえを助けたことにより、しし男に恩返しをする事になる。
恩返しはしし男を助ける度に気持ちの大きさによった大きさの石を佐良利家の庭に掘った穴が一杯になるまで入れていくことになる。
ジャングル黒べえ
藤子氏のキャラクターではない!?
結局は黒歴史になってしまったのか封印をされてしまった
藤子・F・不二雄先生の作品だけあって、魔法で問題を解決できるファンタジーが入っています。が、実は、この作品、どうやら藤子・F・不二雄先生の作品ではないと言うことも言われています。
というのは、原案という物があって、この原案が実は、今で言うあの巨匠、宮崎駿先生と言われています。
コロボックルをモチーフに作られたキャラクターの企画は当時、宮崎氏が無名だったこともあり、毎日放送が難色を示したらしいです。
その後、宮崎氏の企画の形がなくなるかもしれないことの了承をもらった上で藤子・F・不二雄先生に打診したところ気に入ってこれを藤子氏なりの発想を含めて番組として成り立たせた。
なので、藤子本人もあれは、自分のキャラクターではないと言うことで、あまり、感情移入ができなかったそうです。
あとね、当時、世の中が黒人との差別を無くそうなんて時代に入ったことおあり、それらを彷彿させるような番組や言葉、漫画、アニメなど、あらゆる物な自粛をしてしまった。
もちろんこのジャングル黒べえもそれに当てはまり、黒歴史になってしまった。
DVDとか漫画もかなり長い間封印されていたのですが、2015年には幻のアニメがDVD化され販売されました。