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秘密戦隊ゴレンジャー

5人で力を合わせて戦う

新しいタイプのヒーローもの

自分より強い相手に挑む時、一人の力では限界が見えていますが、仲間と一緒に戦うことでその力を最大に使えるのです。

そう、今では、当たり前になっているチーム戦のヒーロー。

当時は、かなり珍しい存在でした。

それまでは、たった一人で敵に挑む1体1の戦いが当たりまでしたが、団体戦という画期的なヒーローものが誕生しました。

そして、チーム戦ヒーローを総称した名称が生まれました。

それが戦隊ヒーロー、戦隊モノという言葉です。

基本パターンは1人では決して倒せない強敵を5人で力を合わせて倒すと言う流れが出来ました。

この番組殻始まり、現在まで引き継がれているようなものもあります。

ポーズを取って一人ずつ自己紹介も、自己紹介後にヒーローの後ろで爆発させることもこの番組が初ですね。

そして、戦隊ヒーローと言えば、色ですね。

このヒーローの色もこの番組で決まりました。

あのアイドルもこれが原点です。

そして、紅一点という考え方をヒーローものに持ってきたのもこの番組ですね。

懐かしの特撮をご紹介する、なつ特。

本日のお題は、「秘密戦隊ゴレンジャー」超有名だよね。

 

秘密戦隊ゴレンジャー

今までのヒーローは1対1で戦うもの

ちょっと卑怯な感じもしますが人気番組

それまでは、1対1での戦いをメインにしてきたヒーローものです。

例えば、仮面ライダーとかウルトラマンはたった一人で敵と戦っていました。

時代劇でも敵が沢山いても剣を交えるときは1対1で戦うという感じでした。

ですが、このゴレンジャーは1対多数、しかも、ヒーローの方が人数が多いのです。

なんか卑怯な感じがしますが、当時は画期的な番組でした。

1人では倒せない強敵が5人で協力して倒すという流れがその番組で出来ました。

それは、今日の色々バヒーローものとかバトルものに繋がっています。

と言うことで、いつものようにデータからいってみましょう。
【データ】
放送期間:1975年4月5日〜1977年3月26日
放送回数:全84回
放送局:NET(現:テレビ朝日)
原作:石ノ森章太郎

 

秘密戦隊ゴレンジャー

名乗りは歌舞伎の演目から

名乗ったあとには背後で爆発!

武士などの敵と戦うときには戦う前に名乗りをする事が時代劇とかではちょくちょく見られ、それが相手に対しての礼儀という形式になっています。

そして、大体のヒーローものは、まず、名乗りから羽島しますよね。

仮面ライダーとかキカイダーとか。

あ、ウルトラマンの場合は、ジュワとかしかいえないので、代わりに科学特捜隊人が「ウルトラマンだ」とかいって名乗ってくれています。

で、この名乗り、ゴレンジャーでもやるのですが、実は、歌舞伎の「白浪五人男」って演舞があって、それをモチーフに持ってきているんですよね。

アカレンジャー、アオレンジャー、キレンジャー、モモレンジャー、ミドレンジャー、五人揃ってゴレンジャー!

ドッカーンって背後で爆発!

イメージつきますよね。

あれは、歌舞伎から持ってきていると言うことなんですね。(爆発は違うけど)

 

秘密戦隊ゴレンジャー

5人に色がついているわけは?

あのアイドルもこの色の並び

で、5人が同じような風貌だとわかりにくいと言うことで、色を付けました。

その色が、赤、青、黄という3原色はスグ決まりましたが、桃、緑という2食に関して、女性を入れると言うことでピンク→桃色になり、そのままだと暖色ばかりになり寒色系が1つなのでもう一つ緑を入れたと言うことで、この5色もゴレンジャーが始まりのようです。

その後の戦隊ものはほぼ全てこの5色がベースになっています。

最近ではアイドルの桃色クローバーZが色を使っていますが、ベースはこの戦隊ものからです。

そこから、アイドルも色がつきましたけどね。

話は戻りますが、それまで、男だけの暑苦しいヒーローものに紅一点という内容を取り入れたのです。

しかも、色と人物像もほぼこの番組で決まってます。

赤→リーダーで暑苦しいタイプ
青→物事をクールに見るかっこいいタイプ
黄→少しコミカルな周りを盛り上げるタイプ
桃→女性、一生懸命でクールな感じや女性っぽい感じ
緑→一歩引いたところから全体を見る博士タイプ

こんな感じでこの番組以降、今に繋がっています。

 

秘密戦隊ゴレンジャー

5人で力を合わせて高下する武器

今やっている戦隊ヒーローは違う人が原作!?

さて、最後に武器とかの話ですが、ゴレンジャーはモモレンジャーが用意するバレーボールをけっていくことでスイッチが入り最後に敵にぶつけ爆発させるとかの5人で力を合わせて攻撃するフォーメーションもありました。

敵が爆発すると巨大化して巨大ロボが出てきてとおなじみの展開になるのですが、実は、このゴレンジャーとジャッカー電撃隊では敵は巨大化しません。

なので、巨大ロボも出てきません。

巨大ロボが出てくるのはバトルフィーバーJからなんですね。

で、もう一つ、知っている人は知っていますが、実は、戦隊ヒーローの原作が石ノ森章太郎先生がクレジットで入ったのは秘密戦隊ゴレンジャーとジャッカー電撃隊だけなのです。

へ!?じゃあ、今やっている戦隊ものは誰が作っているの?

実は、八手三郎という実在しない人物が原作をしています。

実在しないというのは、この名前は、東映の映像本部テレビプロデューサーの共同ペンネームとなっていて、バトルフィーバーJ以降、いろいろな、プロデューサーがいろいろな番組を手がけるのですが、その際に使われるペンネームが八手三郎となるのです。

まあ、その話は、またどこかで。

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