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大鉄人17

トランスフォーマーへの布石の特撮

戦隊ヒーローのロボットだけの番組

今回ご紹介する、特撮ですが、まあ、戦隊ヒーローものだと最後に敵が巨大化して戦隊ヒーローたちはロボットに乗り込んで、巨大化した敵と戦ってなんていう流れになりますが、この巨大ロボはちょっと違います。

この辺りからトランスフォーマーへの流れに布石が打たれていったのでしょうかね。

実は、今回ご紹介する巨大ロボは人が乗るのではなく自らの意思を持っているロボットです。
意思を持ったロボットが人間と一緒に敵を倒すお話です。

懐かしの特撮をご紹介するなつ特。
今回のお題は「大鉄人17(ワンセブン)」知っているかな?

大鉄人17

誰かが乗るロボットから意識のあるロボットへ

当時の巨大ロボの流れに乗って

そうなんですよね。確かに、当時は巨大ロボの流れがありました。

鉄人28号に始まり、ジャンボーグA、レッドバロン、戦隊ものの最後に出てくる巨大ロボなど、そういった流れがありました。

ですが、そのほぼすべては、誰かが乗るか外から命令するか操縦するかで人間がロボットを操作するタイプでした。

人が操縦すると言うことで、見ている側からすると、ある意味、変な安心感などがあったりしました。

というのも、ロボットではなく人が操縦すると言うことでそこに見ている側と同じ人の感性を察知できるのである意味シミュレーションができるので、そこに安心感があったのでしょう。

ところが、今回ご紹介する大鉄人17はロボット自体が自我を持つというものです。

ということで、いつものようにデータから行ってみよう。
【データ】
番組名:大鉄人17
放送期間:1977年3月18日〜1977年11月11日
放送回数:全35回
放送局:毎日放送(関東だとTBS系)
原作:石ノ森章太郎

大鉄人17

自我を持ったロボットが地球の平和を守る

まるでターミネーター

物語は、超コンピューターのブレインがいろいろと計算していった結果、この地球を滅ぼすのは人間だ!人間を抹殺するんだという結果を出してしまいます。

自我を持った17は、この地球を救うのは人間だって結果を出しました。

で、ブレインと17の戦いが始まるって話です。

この話、客観的に見ていくと、いろいろなところがパクられているなぁ。って感じがするんですよね。

例えば、コンピューターが人を抹殺するって、どこかで聞いたことありませんか?

そう、ターミネーターですよね。

そして、この17って最初、箱のような形をしていてやってきた現地にて変形して巨大ロボになるのですが、それって、そう、トランスフォーマーだよね。

で、それぞれが自我を持ったのですが、そうなんですよ、今で言うAI(Artifical Insemination)、そう、人工知能だよね。

人工知能が進んでいくと、こういった未来になるのかなぁ。

いずれにしても、ここまで、未来を予想して描いた作品ってあまりないのかも。

まあ、当時は、そんなことをあまり考えずに描いたのかもしれませんが、結果、そういう流れになってきていますものね。

さすがは、特撮の巨匠、石ノ森章太郎先生です。

大鉄人17

鉄人28号のオマージュ

17には面白いエピソードがあったりします

あ、そうそう、最後に、なぜ、このロボットの名前が17なのか。

物語の中では、17番目に作ったロボットにようやく自我が生まれたとなっていますが、実は、鉄人28号へのオマージュだったりするのです。

鉄人→大鉄人、鉄人よりすごいぜ!ってことなのですかね。
28→17、これは28の十の位と一の位からそれぞれ-1に下ものです。
28大作るよりも少ない17台目で自我を生んだぜってことですかね。

まあ、そんなことから、鉄人28号へのオマージュ的な作品になったのでしょう。

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